ビスコの復職ログ

鬱の発症、休職、回復、復職…経過や原因を振り返りつつ、心穏やかに生きる術を模索します。

「うつになって良かった」のか

「うつになって良かった。本当に大切なことがわかった。」

 

寛解した方の経験談なんかでしばしば目にするフレーズで、理想的な寛解のカタチだと思うのですが、自分はどうかと言えばなかなかしっくりこないのが正直なところ。

 

どれだけ元気になっても、やっぱり前ほど心身共に無理がきかなくなったと思うし、休職でキャリアに大穴空いたし、再発リスクはあるし…。

 

AT車で3速までしか使えないというか、人生全力投球を封印された感があって、まだ三十路なのにロクなもんじゃねーなと思う気持ちが少なからずあるわけです。

 

一方で休職中に多少のメリット?役得があったのも事実。

ずっと療養と再発予防を最優先でやってきましたが、思わぬ副産物です。

 

  • ペーパードライバーを卒業出来た
  • 家事スキルが上がった
  • 筋トレの習慣がついて身体が健康になった
  • メンタルヘルスに関する知識がついた
  • マインドフルネスの概念が身に付いた

 

地味ですが今後の財産になりうる素養だと思ってまして、こんなことでもなければ一生身に付かないか、当分先延ばしになっていたでしょう。

 

(個人的には、筋トレを強く推したい…。)

 

症状が安定し、こういうささやかな成長にも目が向けられるようになったあたりから、自分の中で枯れていた自尊心?自己肯定感?のようなものがまた芽生え始め、「うつになって良くはないが、休職はして良かったかも」ぐらいに考えられるようになり、復職に向けてグイグイと事を進めることが出来ました。

 

なので、自分は「うつになって良かったかどうか」よりも、うつの体験をしっかり咀嚼して、何かしら客観的に評価して区切りをつけられたらそれでOKということにします。